日本で食用に飼育されている豚の主要な品種について、特徴を整理してみました。
書かれたものを読んで調べるのが主要な目的のため、実際に食べて比べているわけではありません。
豚の品種
現在日本で飼育されている豚の主な品種は、以下の6つです。
- ランドーレス種
- 大ヨークシャー種
- 中ヨークシャー種
- バークシャー種
- デュロック種
- ハンプシャー種
現在は、これらの品種の特徴を活かすために交配した豚が多く飼育されています。
ランドーレス種
デンマーク原産。脂肪が薄く赤肉率が高いので、ロースハ加など工品用として多く飼育されています。また、発育が早く子供を多く生むので、繁殖用に雌が多く飼育されています。
大ヨークシャー種
イギリス原産。肉がたくさん取れます。脂肪と赤身の割合が適度であり、ベーコンなどの加工品用として多く飼育されています。また、繁殖用としても飼育されています。
中ヨークシャー種
イギリス原産。肉質に優れていて、きめの細かい肉が得られます。一方で、発育が遅くあまり肉が取れないため、飼育頭数は少なくなっています。
中ヨークシャー種のブランド豚として、「高座豚」「富士幻豚」などがあります。
バークシャー種
イギリス原産。肉質は柔らかで味も良いのですが、飼育期間が長く肉の量も多くありません。「黒豚」として飼育されているものもあります。
デュロック種
アメリカ原産。比較的少ない飼料で成長が早く、その産肉性を活かして種雄豚としても多く飼育されています。肉にきれいなサシ(霜ふり)が入っています。
ハンプシャー種
アメリカ原産。皮下脂肪が少なく、赤身の部分が多く取れます。以前は種雄豚として多く飼育されていましたが、現在はデュロック種が用いられることが多く、飼育頭数が減少しています。