個人的に調べたり訳したりした内容です。最新、正確な情報は、GFSIのウェブサイトを確認してください!!
GFSIとは
The Consumer Goods Forumによって運営されている非営利財団です。
世界的な小売業30社からの要求によって設立されました。
GFSIがすること
- 食品安全関連のスキーマを、GFSI指針文書と比較する。
- スキーマのベンチマーキングによって、監査の重複を減らし、コストカットと安全性の向上の両方を可能にする。
- 各サプライヤーへの認証は行わない。
指針文書は現在第6版がリリースされています。
GFSIのビジョン
"safe food for consumer everywhere"
GFSIのミッション
"Provide continuous improvement in food safety management systems to ensure confidence in the delivery of safe food to consumers worldwide"
GFSIの目標
- 効率的な食品安全マネジメントシステムの間での等価性と一致度の情報を提供することで、食品安全リスクを減少させる。
- グローバル食品システムの冗長性をなくし、オペレーション効率を高めることで、コスト管理を行う。
- 持続的、効率的なグローバル・フードシステムを作るための食品安全についての能力強化
- 国際的ステークスホルダーについての独自のプラットフォームをつくり、協同、知識交換、ネットワーク作成を行う。
GFSIによって認められたスキーマ
2012/04/24変更
2011年1月に、ガイダンス文書の第6版がリリースされました。詳しくはこちら。それに伴い、第5版に適合すると認証されていたスキーマについては、新しいガイダンスにも適合することを示すための猶予期間は2011年末までとなっています。
以下は、第5版に対して適合していると認められたスキーマです。
Manufacturing Schemes:
- BRC Global Standard Version 5
- Dutch HACCP(Option B)
※下記参照
- FSSC 22000
- Global Aquaculture Alliance BAP Issue 2 (GAA Seafood Processing Standard)
- Global Red Meat Standard Version 3
- International Food Standard Version 5
- SQF 2000 Level 2
- Synergy 22000
※下記参照
Primary Production Schemes:
- CanadaGAP
- GlobalG.A.P IFS Schema V3
- SQF 1000 Level 2
Primary and Manufacturing Scheme:
上記のうち、Dutch HACCPについては、第6版の基準に対して隔たりがあるため、再提出がされていません。国際標準ではなく、国内標準であることを決めたとのことです。
また、Synergy22000については、フードサプライチェーンにおける食品安全マネジメントシステム:Food Safety Management System(FSMS)の基礎としてISO22000を使用することについてFSSC22000との将来統合戦略について合意しました(2012年1月)。これに伴い、GFSIへの再提出を行っていません。
規格が準拠するための要件
規格が準拠するために必要な要件として、以下の3つの項目について指針が定められています。
- 食品安全マネジメントシステム
- グッド・プラクティス(適正製造規範)
- HACCP原則
GFSI認証のスコープ
2012年1月時点での認証の対象となる領域です。このリリースに示されたものです。
現在:
- AI: Farming of Aminmals(動物の飼育)
-
- AII: Farming of Fish(魚の養殖)
- BI: Farming of Plants(植物の耕作)
- BII: Fariming of Grains and Pulses(穀類と豆類の生産)
- C: Animal Conversion(食肉処理?)- 2011年8月追加
- D: Pre Processing Handling of Plant Products(植物産品の加工前の取扱い)
- EI: Processing of Animal Perishable Products(長期保存できない動物産品の加工)
- EII: Processing of Plant Perishable Products(長期保存できない植物産品の加工)
- EIII: Processing of Animal and Plant Perishable Products(Mixed Products)(長期保存できない、動物植物混合品の加工)
- L: Production of (Bio) Chemicals((生物)化学製品の生産)
- M: Production of Food Packaging(食品梱包材の生産)- 2011年8月追加
- F: Production of Feed(飼料の生産)
- G: Catering(ケータリング)
- H: Retail/Wholesale(小売り/卸売り)
- I: Provision of Food Safety Services(食品安全サービスの提供)
- JI: Provision of Transport and Storage Services (Perishable Food and Feed)(長期保存できない食品、飼料に対する輸送・保管サービスの提供)
- JII: Provision of Transport and Storage Services (Ambient Stable Food and Feed)(環境の安定した食品、飼料に対する輸送・保管サービスの提供)
- K: Manufacture of Food Processing Equipment(食品加工機材の製造)
- N: Food Broker / Agent(食品仲買/代理店)
参考
back to index