アイデアが生まれるのは頭の中ですが、頭の中だけで考えるよりも道具を使ったほうが良いでしょう。アイデアをつくるための道具は、大きくは紙とコンピュータに分けられます。それぞれ色々な形状やソフトウェアなどがあります。
紙で作られたアイデア作成用の道具としては、ノート(メモ)、カード、付せんなどがあります。 紙の道具は、どこにいても、その場で思いついたアイデアをメモすることに主眼がおかれ、アイデア作成時にはそのメモを有効活用する方法を用いることになります。 紙に書かれたアイデアは、並べたり並び替えたりしやすい特徴があります。 一方で、書き込みを行うスペースに限界があり、また紙の量が多くなると管理保管が面倒になってしまいます。 さらに、バックアップやコピーの作成が面倒だったり、という特徴もあります。 書く速度と考える速度では、圧倒的に書く速度が遅くなるので、とにかく思いついたことを忘れないように急いで書く必要がありますが、そのために、書くことに集中するため、細かい点を気にして思考がさまたげられることはあまりないようです。 作成する人によっては、後から読むことが難しい場合があります。
コンピュータは、アイデアを書き込んだり、それを修正したりすることが簡単に行えます。 また、書き込んだアイデアのバックアップや検索は非常に容易に行えます。 また、コンピュータの場合、内容の量には制限はありません。 一覧できる面積は画面のサイズによって制限されてしまいます。 アイデアプロセッサやマインドマップなどのソフトウェアがありますが、基本的には視覚的に整理する点では難しい部分があります。 また、簡単に修正が行えるため、考えていることを記述する際に、修正しながらの作業を行うと、結果として思考の流れを止めてしまうことがあります。 思いついたことを文字におこすためには紙を使い、その記録にはコンピュータを使う、などの対策があります。 使っているソフトウェアによって、出来ることが限定されてしまい、組み合わせて使うことは結構面倒だったりします。